相続に関するQ&A
遺言がない場合、遺産分割はどのようにすればいいですか?
基本的には相続人全員の話し合いで決めます。
遺産分割の前提として、以下の3つを確定する必要があります。
遺産分割の前提として、以下の3つを確定する必要があります。
- 相続人の確定
被相続人の戸籍謄本を出生までさかのぼって取り寄せ、誰が法律上の相続人であるか確定します。相続人全員が参加していない遺産分割協議は無効になってしまいます。
- 各相続人の相続分の確定
①で相続人が確定すると、各相続人の法定相続分がわかります。
ただし、相続人全員が合意すれば、法定相続分に関係なく自由に遺産を分割することができます。 - 遺産の範囲と評価の確定
対象となる相続財産がわからないと分けること自体ができませんので、被相続人の遺産を調べて確定します。
また、遺産を金銭に評価してどのように分けるかを話し合うことで、公平な分割が可能になります。
①~③が確定したら、後は相続人全員の話し合いで、遺産をどのように分けるかを決定します。
この話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所で調停や審判などを行うことになります。